総領事館からのお知らせ:安全対策情報:6月


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バリ島からあなたへ。

ずいぶんとバリ島初の海上道路が出来ている様子。

完成が楽しみですニコニコ

 

さて、在デンパサール日本国総領事館より

今月の安全対策情報が届きましたので、下記にてお知らせいたします。

【総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:6月】

平成25年6月17日(総13第16号)

在デンパサール日本国総領事館

 

1 治安情勢

バリ州においては、本年に入ってからテロ等に関わる事件は発生していませんが、5月16日、国家警察テロ対策部隊が一連のテロ掃討作戦の一環として中部ジャワ州スラカルタにおいてテロリスト2名を更に逮捕したほか、5月22日から23日にかけても、北ジャカルタ等において、在インドネシアミャンマー大使館爆弾テロ未遂事件の関連被疑者2名が逮捕されました。また、6月3日、中部スラウェシ州ポソ県の警察本部敷地内で自爆テロがありました。

今のところ、バリ州において具体的なテロの脅威があるとは言えませんが、引き続き、テロ関連情報にはご注意ください。

 

2 一般情勢

  1. 一般犯罪 

    バリ州警察によれば、バドゥン県北クタ地区等で犯罪発生率が増加しており、その周辺の地域でも外国人旅行者や在留者が被害に遭うケースが多く、注意を呼びかけています。最近の例としては、クタやクロボガンにおいて、ATMから知らない間に現金を引き出される被害も多いとのことです。カード類の保管管理を徹底していただきますようお願いします。また、5月中旬、バリ東部のカランアセム県において、欧米人観光客を狙った強盗や盗難事件が2件報告されています。デンパサール市内や繁華街のみならず、こうした郊外の比較的穏やかとされる地域の警察の目が届きにくい場所においても、外国人を狙った犯罪が発生しています。引き続き、十分にご注意ください。

  2. デング熱 

    バリ州保健局によれば、4月~5月にかけてデング熱の感染者が増加しています。特に、デンパサール、ギアニャール、バドゥン、タバナンの4つの地域で多く発生し、6月にピークを迎えるとの予想を行っています。デング熱に感染した場合、特効薬はなく、通常は入院して点滴を受ける必要があります。予防には蚊にさされないようにする防蚊対策や、住宅周囲の水たまりなどで蚊が繁殖しないようにすることも重要です。

  3. 狂犬病 

    バリ州保健局によれば、狂犬病に関する最近の統計は以下のとおりです。
    (数字は、犬等に噛まれる件数、死亡者数の順、2013年は5月31日までの数字)2009年 21,806名  28名
    2010年 67,021名  82名
    2011年 52,798名  23名
    2012年 55,836名   8名
    2013年 18,823名   0名上記統計から、狂犬病によるバリ州内の死亡者数は減少していますが、犬等に噛まれる件数は依然として多く発生し、2012年は一日平均150名、2013年は同じく125名程度となっていますので、犬等に噛まれた場合には、すぐに病院でワクチンを受けるようにして下さい。死亡者数が減少しているのは、犬等に噛まれたらすぐにワクチンを受けるとの住民の意識の高まりや、当局による犬へのワクチン接種が継続的に行われていることが功を奏していると考えられます。

 

3 邦人事故・事件関係

  1. ひったくり被害時の転倒 

    5月16日正午頃、在留邦人(女性)が、デンパサール市内路上をバイクで走行中、たすき掛けしていた鞄を、後ろから来たバイクに乗った男にひったくられそうになりました。その際、被害者は加害者ともにバイクから転倒し、被害者は右肩を骨折する怪我を負いました。このように、相手から手の届きやすいところに鞄を出した状態で走行することや、鞄を道路側にぶら下げて歩くことは、ひったくりの対象として狙われやすいほか、上記のような怪我をする危険もありますので、十分にご注意ください。また、こうした被害を防止するためには、上着を着て鞄を覆い隠すといった方法も有効と考えられますので、参考としてください。

  2. 空港に関連した事案 

    空港における不明瞭な金銭の要求の事案は、これまでも度々発生し、注意喚起を行っておりますが、去る5月14日、邦人旅行者が出国の際、出入国管理官から出国カードの記載が十分でないとしてクレームを付けられ、相手の要求するまま、やむなく現金1万円を支払ったが、その後、何に基づく金銭の請求かの説明を求めても、相手にされなかったという事案がありました。(ちなみに、入国時には、入国審査官へ出入国カードを提出し、出国時に提出することとなる出国カード部分を返却されますが、出国時にこのカードにスタンプが押されていない場合は、出国審査官からクレームを付けられ、金銭を要求されるといったケースも報告されていますので、十分ご注意ください。)また、去る5月3日にも、邦人旅行者が入国した際、税関で執拗な身体及び手荷物の検査を受けた後、ホテルへ到着してから、鞄に入れてあったはずの現金4万円がなくなっていたことに気付いたという事案の報告がありました。総領事館からは、上記のような事案の報告があった場合には、その都度、入国管理局及び税関に対し、かかる事案の発生につき通報するとともに、事実調査及び再発防止に関する申し入れを行っています。今後、同様の事案を未然防止するためには、特に不明瞭な金銭の要求に対しては、必ず事前にその理由を確認して領収書を要求し、領収書が発行されない金銭の支払いは断固拒否する姿勢を見せつけることも重要と思われます。なお、空港税関においては、特にマレーシアやタイ等からバリ島に到着する旅行者を中心に、麻薬所持検査を強化しています。疑われた場合には、全裸検査やX線検査を課されることもあります。バックパッカー風の単身の若者などは特に疑われやすいようですので、無用のトラブルに巻き込まれないよう十分にご注意下さい。

  3. アラブ系と思われる外国人からの不審な声掛け 

    5月の安全対策情報において、ドバイ人を名乗る外国人男女2人組から、「日本円を見せてほしい」などと声を掛けられ、現金を抜き取られる被害があった旨をお知らせしましたが、6月初旬にも、アラブ系と思われる2人組から同様の声を掛けられたとの報告が2件(サヌールのタンブリンガン通りとウルワツ寺院)ありました。これまでの状況から、日本人旅行者等を狙って観光地を中心に徘徊している可能性もありますので、十分にご注意ください。

以上

 

在デンパサール日本国総領事館

Konsutal Jenderal Jepang di Denpasar
Jl.Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia

Tel: (+62)0361-227628
Fax: (+62)0361-265066

e-mail: denpasar@dp.mofa.go.jp
Web: http://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/index_jp.htm

開館時間 08:30~12:00、13:30~16:00

休館日 土・日、休日

 

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